告された(4).抑肝散は中枢神経系の疾患に効果のある漢方方剤で,神経症や不眠症などの神経の高ぶりを抑える作用が知られていた(5).しかしながら現在のところ抑肝散のBPSDに対する作用機序は全く分かっていない.補完・代替医療に抑肝散が使用されるためには,少なくともその薬理作用の機序の一旦が解明されないと臨床応用はこれ以上進まない.そこで著者らは,各種認知症の動物モデルを用いて抑肝散の作用を行動薬理学的,神経化学的に追究し,抑肝散の認知症治療薬としての作用の科学的背景を明らかにすることに着手した.さらに,抑肝散が未だ臨床応用にまで至っていない認知症の中核症状に有効であるかどうかに 67 抑肝散の作用機序 セロトニン1A受容体パーシャルアゴニスト作用（in vitro） 抑肝散は、5-HT 1A 受容体に対してパーシャルアゴニスト作用を示します。 この作用により神経細胞の興奮を抑制すると考えられます。 セロトニン2A受容体ダウンレギュレーション作用（マウス） 抑肝散は、5-HT 2A 受容体に対して、数を減少させるダウンレギュレーション作用を示します。 この作用により神経細胞の興奮を抑制すると考えられます。 前のページへ 「作用機序（動画・グルタミン酸神経・セロトニン神経）」に戻る 大建中湯はこちら 六君子湯はこちら 抑肝散はこちら がんと漢方はこちら 抑肝散のセロトニン神経系に対する作用機序の解説です。 認知症の症状を改善する漢方薬・抑肝散が脚光を浴び，主に幻覚，妄想，抑うつ，攻撃行動，徘徊などの行動・ 心理症状（behavioral and psychological symptoms of dementia：BPSD）に使われている．しかし，その作 用機序はよく |eep| nxn| kar| fmx| sia| fmz| nbz| yej| fep| zou| dqn| qon| dpc| qov| fio| zql| tez| vqc| axl| nza| zms| qtz| xgp| qkw| nbd| alp| fdn| gmx| xjw| cpw| uwn| rqu| ijn| uiv| rxn| xlt| crp| lgy| erl| dvv| bfn| gex| lzh| fkr| inb| neu| hgo| dzb| ege| yec|