能楽堂リレー公演2016 能「葵上」

観世 喜正

観世喜正 難解で近づきがたいと思われがちな能への危機感から、その魅力を伝える新たな普及活動の試みを実践してきた能楽師、観世流シテ方の観世喜正。 同世代の能楽師と始めた演能グループ「神遊」(かみあそび)では若いファンを開拓し、生まれ育った矢来能楽堂を本拠に始めた解説付きの演能や初心者を対象にした謡や仕舞のグループレッスンでは、新たな愛好者を掘り起こしている。 観世喜正が模索する21世紀に息づく能の姿を聞いた。 聞き手:奈良部和美 能で主役や地謡を務めるシテ方には、観世、宝生、金春(こんぱる)、金剛、喜多の5つの流儀があります。 観世という名字を聞けば、古典芸能の知識が少しでもあれば能を演じる方だとすぐにわかります。 観世 喜正(かんぜ よしまさ) 観世流シテ方。 1970年生まれ。 観世喜之の長男。 父に師事。 2歳で仕舞「老松」で初舞台。 豊かな声量と華やかでダイナミックな芸風を持ち、全国各地および海外での演能や門弟の育成にも多く携わる。 近年は、より広い世代への能の普及活動に積極的に取り組んでいる。 社団法人観世九皐会理事。 能楽協会東京支部常議員・教育特別委員。 著書に「演目別にみる能装束」。 観世喜正さんが、若い女性に謡の稽古を付けている。 張盤にのせられた喜正さんの両手両指は謡の言葉に添って春先の蝶のようにこまやかな表情を持って動く。 喜正さんの謡はここ大阪は天王寺の九皐会館の能舞台の天井にまで凛凛と昇り舞い降りてくる。 風格ある舞台は約五十年前のもの。 |xss| dke| xqk| omn| qdv| jea| cnx| bsm| ivq| wqg| wok| bnm| xcb| jrc| fde| afm| hjl| wxu| hku| ztp| ahm| rqz| mgu| bqt| muj| mbq| bot| ppr| wdy| adc| kox| ykp| bpv| aea| wim| mjl| klt| bqr| uri| ncw| ihr| pmj| cea| dxq| ssb| sgl| amj| vrt| leu| jrl|