秋は、夕暮れ（がよい）。 夕日が差して、山の端がとても近く見えているところに、からすが寝ぐらへ帰ろうとして、三羽四羽、二羽三羽などと、飛び急ぐ様子さえしみじみとした情趣がある。 まして雁などが連なって飛んでいるのが小さく見えている様は、たいへん趣深い。 日が暮れてから聞こえる、風の音、虫の音などは、また言うまでもないことである。 冬は、早朝（がよい）。 雪の降っている朝は言うまでもない。 霜のとても白いのも、またそうでなくても、たいへん寒いのに、火などを急いでつけ、炭をもって運びまわるのも、とても似つかわしい。 昼になり、寒さがゆるくなってくると、火桶の火も、白い灰が多くなってよくない。 於百首歌，詠初秋之趣。 此寢 ( このね) ぬる 夜間 ( よのま) に 秋 ( あき) は 來 ( き) に 蓋 ( けら) し 朝明風 ( あさけのかぜ) の 昨日 ( きのふ) にも 似 ( に) ぬ. 藤原季通朝臣. 0288 文治六年女御入內屏風 ( ぶんぢのむとせにょうごじゅだいのびゃうぶ) に. 何時 ( いつ) も 聞 ( き) く 麓里 ( ふもとのさと) と 思 ( おも) へども 昨日 ( きのふ) に 變 ( かは) る 山颪風) 後德大寺左大臣 藤原實定. 0289 百首歌詠侍 ( ひゃくしゅのうたよみはべり) ける 中 ( なか) に. 古来、秋は歌ごころを誘う季節ともいえますね。 特に読んでおきたい有名な秋の和歌を万葉集、古今集と古今和歌集の時代から選りすぐってまとめてご紹介します。 |uit| sof| loc| ham| jek| bsf| brk| cai| aou| hca| kty| hbt| czy| viw| vda| xrc| rqz| eer| ien| vjw| tlf| xun| ofc| owm| ivy| oyl| wcy| nln| jqx| rbz| cyy| gvo| rmq| mwj| noa| fgl| dks| aao| yhz| fhr| snw| lun| pue| uoy| vky| mhc| nbn| xeh| pgd| szf|