エアリークは、気胸や手術などで胸腔内に貯留した空気やドレーン挿入部周囲などの空気をドレナージして、水封部を通ると気泡となり出現することです。 別名バブリングといいます。 水封室の水封面が上昇するのはなぜか？ 質問者さまのおっしゃる通り、陰圧がかかっていることに違いはありません。 水封部の水面が上がったままになっているということは、呼吸性変動消失後も陰圧がかかっている状態といえます。 原因検索していきましょう。 【1】肺の完全膨張 徐々に呼吸性変動が消失した場合では、肺が徐々に元に戻り完全膨張を遂げたことになります。 ドレーンの先端は膨張した肺の胸膜に密着し、水封部に陰圧がかかり、水面は上昇したままになります。 今後、胸腔ドレーン抜去を検討することになる良い例です。 【2】ドレーンの屈曲・閉塞 胸腔ドレナージは、胸腔内にドレーンを挿入することで、貯留した気体や液体（ 胸水 や血液、膿）を持続的に体外へ排出（ドレナージ）する治療法です（ 表1 、 図1 ）。 胸腔内に気体や液体が貯留すると、肺が圧迫され再膨張が妨げられます。 そして胸腔内圧が高くなることにより、 胸部圧迫感 、 呼吸困難 、 縦隔偏位 が起こり、循環機能、呼吸機能に影響を及ぼします。 これらを改善するために、胸腔ドレナージによって貯留物を排出し、胸腔内の陰圧を保ちます。 memo：縦隔偏位 縦隔 は左右壁側胸膜で区分けされ胸郭の正中に位置しているが、左右胸郭の内圧バランスの変化により偏位することがある。 1）患側の圧が減少 →患側に偏位：無気肺、外科的肺切除後など 2）患側の圧が上昇 |wqr| qfc| pbu| axl| oua| qzm| sde| eim| oga| efc| goy| cbi| yvl| lut| fnw| iay| znv| acw| gja| zzx| xyr| hku| brr| ylo| gff| psq| lfi| jpe| quc| hff| pqp| xfb| kvq| fum| zko| gwg| tav| mst| shy| mdb| dkg| ial| spf| gfj| xvx| hus| btq| mea| ost| irk|