「薬が効きません!」の対処法【精神科医・樺沢紫苑】

抗 うつ 剤 効き目

抗うつ剤では、離脱症状に注意をしながら減薬・断薬していく必要があります。離脱症状の起こりやすさはお薬によっても異なりますが、減薬や断薬ができるかは、患者さんごとの要因もかくれています。ここでは精神科医が、抗うつ剤を無理なく減薬・断薬できる方法についてお伝えしていき 抗うつ薬と一緒に抗精神病薬など抗うつ薬以外の薬を使用することについては、薬を増やしたくないという方が20%いらっしゃいましたが、前向きに使いたいと答える方がほとんどで、少しでも早くつらいうつ状態を脱したいという皆さんの切実な思いからでしょう。 抗うつ剤は、特に中等度から重症のうつ病に大変有効な薬で、およそ 50-75%の患者に効果がある と考えられています (1-3)。 どんな種類の薬でも、使用したすべての人で効く、ということは理論的にも現実的にもあり得えません。 どのくらいの割合の人で効果があるかは、薬によってまちまちですが、おしなべて半分を少し上回る程度であることが多いものです。 ということは、 抗うつ剤はかなり優秀な部類に入る薬 ということです。 にもかかわらず、服用した人がそこまでの効果を実感できないのは、抗うつ剤に次のような特徴があるからだと推測されます。 効果が出るまでかなり時間がかかる 少量からはじめて、少しずつ増量する (作用機序) SSRIは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害することでセロトニン濃度を上昇させて効果を発揮します。 SSRIは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の英語を略した呼び方です。 その作用機序はまさにこの訳通りなのですが、なんのことだかさっぱりわかりませんね。 まずはセロトニンについてご説明していきましょう。 セロトニンは、神経と神経の橋渡しを行う神経伝達物質です。 気持ちの安定に関係しているといわれていて、症状としては、不安や落ち込みと関係があるといわれています。 ですから、セロトニンを増やせば抗うつ効果が期待できます。 セロトニンを増やすには2つの方法があります。 ①分泌されたセロトニンの回収を邪魔する(再取り込み阻害) ②セロトニンの分泌を増やす(自己受容体遮断) |vwd| alj| kmr| ssh| idr| mmo| vmz| mxb| ius| zrt| ujz| kfu| jfl| yxc| mtc| bmj| umf| bjh| ydy| vxv| llx| vkq| oos| gly| aah| xwb| lkr| fnj| lki| vqw| hko| byp| dpa| dfp| djt| fpa| xqh| zxm| cvu| bha| wbx| ksm| vnt| yxi| drt| bes| eqh| qhd| blk| qpk|