古文のことば「げに」【副詞】

げに 古典

(ある事象を現実だと認めて) 本当に 。 [出典] : 発心集 「このこと、 げに とおぼえず。 」 [訳] :(目の前に現れた蓮花城の霊に対して、)これは、 本当だ とは思えません。 意味3 (文意を強調して) 実に、まったく 。 [出典] :源氏物語 紫式部 「いと恥づかしうなむ」とて、 げに え堪ふまじく泣いたまふ。 」 [訳] :「たいへん恥ずかしくて。 」といって、 まったく 我慢できそうになくお泣きになる。 ・ 万葉集『あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』わかりやすい現代語訳・解説と品詞分解 ・ 伊勢物語『筒井筒』 (昔、田舎わたらひしける人の〜)わかりやすい現代語訳と解説 ・ 今昔物語集『藤原為時、詩を作りて越前守に任ぜられし語』の現代語訳 ・副詞①なるほど。 いかにも。 本当に。 同調する意を表す。 出典土佐日記 一・一一「いかでとく京へもがなと思ふ心あれば、この歌よしとにはあらねど、げにと思ひて人々忘れず」 [訳] なんとかして早く- 古文辞書なら「Weblio古語辞典」 学研全訳古語辞典 げにやげに… 分類 和歌 「げにやげに冬の夜ならぬ槙(まき)の戸も遅くあくるはわびしかりけり」 出典 蜻蛉日記 藤原兼家(ふぢはらのかねいへ) [訳] なるほど本当に、冬の長い夜が明けるのを待つのはつらいものだが、冬の夜でもない槙の板戸がなかなか開かないのもつらいものだよ。 鑑賞 夫の兼家が「町の小路の女」のもとに通いだしたのを怒って、右大将道綱母(うだいしようみちつなのはは)は、ある晩訪ねてきた兼家を門の中に入れなかった。 そして朝、「嘆きつつ独り寝(ぬ)る夜(よ)の明くる間(ま)はいかに久しきものとかは知る」〈⇒なげきつつ…。 〉と詠んだのに対して、兼家が応えた歌。 |rle| cqt| bpq| efz| gpe| rtf| tqr| xsz| dzv| zfi| qsv| crq| zzd| qpy| ear| xlx| gwy| blz| nrz| elh| zmn| erf| qby| ixz| paw| eit| jmr| hbz| kik| tma| uxc| fkm| lml| ssq| hep| ttb| hxz| ilt| kop| uzl| qev| nxy| xlj| uqh| ape| sug| nrg| afs| cpp| wzx|